2003年10月17日(金):御岳


9時半頃駅まで送ってもらう。電車で御岳。
ちょいと連絡悪くて御岳到着11時。井上商店で昼食買おうと思ったが閉まってた。
忍者返しに行くと誰もいません。前回来た時に忘れていった足拭きとウェスが置いてあった。
忍者返し岩はチョークべたべた。マーキングしまくり。
もってきたブラシでごしごしと消します。特に忍者返しのスタートホールドはもうチョークで真っ白。
これじゃ逆に滑るんじゃない??マーキングもいっぱい。
帰る時はせめて自分で着けたマーキングは消しましょう。

適当にストレッチしてさあ「子供返し」に挑戦です。
一回目:一手目の右手止まらず。慎重になりすぎて届かず。
二回目:今度は届いたけど右の方過ぎて止まらず。
三回目:一手目ピッタリ。左足寄せて左手をガバへ。左足を左手スタートホールドへ。そして左手をひとつ上のガバへ。右足切れた状態で右手を右上のホールドへ。そして次に左手を出すんだけど足がいいとこ見つからなくてダメーそこまで。
四回目:一手目はもうイメージばっちり。すんなり止まる。この一手目って止まると痛くないんだよね。四手目の右手まではなんとか。しかしそこでやっぱ足考えてたらなんかパンプしてきちゃって落ちる。うーん、外岩でパンプするなんて初めてだぞ。
五回目:三手目の左手とってから右手取る前に足の位置考えてたら腕がパンパンに。んで落ちる。
ここまで結構連続して登ってたからスタンス考えながらちょいと休憩。
四手目とった後に左手出すときの足を考えながら使えそうなとこにマーキング。
あれ?これって始め消したマーキングした場所と一緒じゃん。

ついでに裏から忍者返しの岩の上にまわって左手を出す外傾ホールドを確認&ブラッシング。
ところが上に行ったらどのホールドかわからない。落ちそうで怖い。怖くて思わず近くにあった草をつかんだら刺があった。痛。

降りてきて気分転換にクラ返しのハンドジャムやってみるけどどうもしっくりいかない。
ごにょごにょとやっていたらkojiken登場。
今日はクライマー返しと蛙狙いだとか・・・

kojikenはクラ返しに挑戦。クロスんとこで足が止まらず落ちる。
この子供返しの左手スタートホールドはもし欠けたら子供返しスタート絶望的になるからそっと乗ってね。
私も子供返し。でも六回目七回目は一手目の右手が止まらず。
八回目:四手目の右手をとりに行ったときに右手止まらず。右足切れちゃってて体回っちゃう。
右足カウンターにしておくと簡単だよとkojikenに教わる。そーか。その後の足の位置とかも教わる。

そしてkojikenクラ返し二回目。クロスして足振られたのとぴたっと止めて後はあれよあれよというまに登ってっちゃった。クラ返し完登!おめでとう!!
クラ返しの上部は子供返しのそれと一緒。今目の前でkojikenが登ったイメージが頭に残っている。
さあこのイメージがあるうちに。
九回目:四手目の右手まではすんなり。右足をさっきkojikenが使ったのと同じスタンスへ。左足をあげようとしてでもスタンス浅いから上手く乗らない。左足に神経が行ってたんだな。
その時突然右手が外れて落ちてる。「あっ!」と声を出したらもうマット。くやしー。
kojikenの撮ったビデオを確認したら先に右足が切れてる。うーん、足使い下手くそ。
落ちたときに右手の中指と薬指が裂ける様に切れた。中指はしびれてる。くそーー今日はもう無理だぁ・・つうことで私は終了!

残すはkojikenの蛙です。

kojikenは丁寧にブラッシング&マーキング。岩の上にも登ってマーキング。
おっかねえよ。そこから落ちてくるなよ。

んで入念なオブザベーション後に「蛙(三段)」のtry。
どうゆうふうにスポットしたらいいか聞いて、こっちも緊張。だって下にある岩に頭ぶつけたらマジでやばいっすよ。
んでスポットしながらちょっと写真撮ったり。
最初の方はよかったけど右手リップとってからはドキドキ。
左手リップ。右手を寄せて左手送る。
もうマジドキドキハラハラ。
マントルに入ったときはもう登れたって思った。けどまだ緊張。
左足一歩すすみ。右足がもう一歩出たとき登れたって確信した。やった!!
すっごい嬉しかった。感動した。ちょっとほろって来ちゃった。
ほんとやったね。おめでとう!!

▼詳しくは完登した本人のHPを参照。
http://www.geocities.co.jp/Athlete-Sparta/4544/index.html

しかしすごいなー。俺もそのうち「蛙」とか登れる様になるのだろうか??
初段ぐらいまでなら経験つんで登れる様になる感じがするんだけどその先ってまだまだ未知の世界。
三段登れちゃう人って経験もそうだけどプラス身体能力、集中力及び感性みたいなものがすごく必要になる感じがする。 ほんの少しのバランス、岩の感触、手足の微妙な位置。上手く表現できないけどなんかそーいったことを感じ取れる様にならないと三段ってえのは手が届かないかも。

今日なんか忍者の岩が「がんこ親父」に思えたよ。爺って感じの方が近いかな?
登れるって思ったら落ちちゃったり。拒絶されてる感じ。
なんとか押し切って次はその頑固親父をねじふしてやるっ!

その頑固親父にひとつだけお願い。子供返しの一手目は欠けないでね。

kojiken号で送ってもらって帰宅。
指の状態からして今夜のi-wallと明日の御岳は無理っぽいな。

(生録より)

写真



Kojiken's Galleryって感じ

動画




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